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2025/03/31

大洋精機株式会社の株式譲渡契約締結に関するお知らせ

 自社ブランド事業・OEM事業・部品製造を軸に、ものづくりの革新を追求する株式会社千石(所在地:兵庫県加西市、代表取締役:千石 滋之、以下「千石」)は、精密機械器具の製造を手掛ける大洋精機株式会社(所在地:兵庫県加西市、代表取締役社長:高橋 淳、以下「大洋精機」)の株式譲渡契約を本年2月10日付にて締結し、3月27日付で正式に千石グループに参画しましたので、お知らせいたします。

 大洋精機は自動車業界向けの精密加工を主力としており、卓越したアルミ加工技術と厳格な品質管理を強みとする企業です。このグループ化により、大洋精機の高精度な金属加工技術と千石のものづくりが融合し、さらなる品質向上と競争力強化を実現することができます。さらに、千石の強みである効率的な生産ノウハウを大洋精機に共有することで、双方の顧客に新たな価値を提供し、これまでにない取引先の開拓や市場拡大も見込んでいます。

 千石グループは、「唯一無二のものづくり技術」を確立し、厳しい市場環境の中で持続的な成長を遂げることを目指しています。そのためには、単なる製造技術の向上だけでなく、異業種のノウハウを融合させ、新たな価値を創造することが不可欠です。  

 今後、大洋精機の技術力を活かし、さらなる事業強化を推進していきます。例えば、カセットコンロの「ガバナ」と呼ばれる部品の加工において、大洋精機の高精度な切削技術を導入し、より高品質な部品の製造を可能にします。この部品は、亜鉛ダイカストを精密に加工する必要があり、国内で製造できる企業はごくわずかです。また、当社が手掛ける給湯器にも多くのダイカスト部品が使用されていますが、現在は外部調達が中心です。大洋精機の加工技術を活用し、これらの部品を内製化することで、生産コスト削減と品質安定化を実現できます。さらに、設計段階での助言を受けることで、製品改良や新たな技術開発にもつなげていきます。

 このように、千石グループは単なる「ものづくり」企業にとどまらず、独自の技術力を強みとする「価値創造型企業」への進化を遂げ、新たなステージに向けて取り組んでまいります。

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